上限金額は注意深く確認したほうがいい

さらにどのタイミングでふるさと納税をするかに限らず注意しておきたいのが、返礼品自体の金額。特に日用品などは、量販店やネットショップなどで普通に売っていることもあります。駆け込みふるさと納税では、あまり時間がないので所得税の還付や住民税が控除されるからということだけに気がいってしまい、商品の比較にまで気が回らないことも多いはず。後で調べてみたら「この商品だったら税金のメリットがあるにせよ、普通に買った方が全然安かった……」とショックを受けないように、ぜひ一度は調べてみてください。

また、返礼品を選ぶこと以外にも、駆け込みふるさと納税には注意点があります。

ふるさと納税をする前にする上限金額のシミュレーションですが、簡易的なものと、詳細が入力できるものなど種類があります。急いで返礼品を選びたいがあまりに適当にシミュレーションをしてしまうと、上限金額がきちんとシミュレーションできず、実質負担2000円を超えてしまうなんて可能性も。シミュレーションをする際にはなるべく細かく詳細を入力して、実際にふるさと納税をする際にはシミュレーションででてきた上限金額より少し少なめに寄付をするようにしましょう。

テーブルの上にある貯金箱と電卓
写真=iStock.com/Nikolaeva Elena
※写真はイメージです

ワンストップ特例の申請期限は1月10日

最後にふるさと納税の申請についても重要なポイントがあります。確定申告はめんどうなので、5自治体までなら確定申告なしでふるさと納税をすることができるワンストップ特例を選ぶ方も多いと思いますが、ワンストップ特例の申請期限は年明け1月10日。年末に駆け込みふるさと納税をしたら、年が明けてあっという間に申請期限が来てしまいます。もしその期限を過ぎてしまうと、確定申告をしなければならないことに。今年中にふるさと納税ができたから安心ではなく、申請についても忘れずするようにしましょう。

今年も残り少ない日数ですが、注意すべきところをしっかりとおさえて駆け込みふるさと納税をして、ぜひ自分に合ったいい返礼品をゲットしてみてください!

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