冬は国宝の城との相性◎
第7位は姫路城(兵庫県姫路市)。いわずと知れた国宝であり、ユネスコの世界文化遺産である。この城を訪れるのに季節は問われないが、姫路城ならではの白亜の建造物群は、冬の澄んだ空気の下で、いっそう冴えて見える。
しかも、姫路城には白い櫓や門、塀が複雑に折り重なるように残っている。姫路城は慶長5年(1600)の関ケ原合戦後に、52万石で入封した池田輝政が築いたが、いまも多くの建造物が残る城の中核部分は、羽柴秀吉が城を築いた当時の、ひな壇状に並んだ小さな曲輪を踏襲している。つまり古い構造を利用しているため、通路は迷路のようになり、建造物も複雑に交錯し、独特の景観をつくり出している。
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