レイプ被害者の写真を大きく掲載した英国主要紙
日本の事件・事故報道は、日本におけるマスコミ批判で好んで比較対象に挙げられるイギリスと比べても抑制が利いているのが現実だ。
BBCやガーディアンなどを引き合いに「日本のマスコミやジャーナリズムはイギリスよりも遅れている」といった論は絶えず出てくるが、イギリスの事件報道のように徹底して細部を描けという話はあまり聞いたことがない。
今やこの分野の古典とも言える澤康臣氏(元共同通信記者、現在は早稲田大学教授)による『英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか』(文藝春秋)という一冊がある。刊行は2010年である。状況に変化もあるだろうが、示唆に富んでいる。本書を紹介する澤のコラムから引いてみよう。
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