これまた驚いた原宿の店員さんの一言

日本に来て気になったのは、女の子たちが体のラインを隠すような服ばかり着ていることです。腹立ちますね。って、私の買いたい服が日本にないから、腹が立っているという個人的な文句なんですけど。

先日、原宿で買い物していたら、かわいいニット生地のショートパンツを見つけて、「うわ! これかわいい、試着したい!」と思ったんです。私は日本であまり洋服を買わないから、買いたいと思えたのが久しぶりで、すごく嬉しくて。

店員さんが、「かわいいですよね」と接客してくれたのですが、「これってお尻のラインもすごい綺麗に隠れるんですよ」と言われて、「え⁉ 隠れちゃうんですか?」とビックリして聞き返しました。「私、隠したいんじゃなくて、お尻のラインを出したいんですよね」と言ったら、店員さんは困っていました。

あなたが体のラインを隠すファッションが好きだったらOKです。ボディーラインが見える服を買いたいというのは私の好みだから、隠したいならそれでいいと思います。

でも、本当は肌を出したいのに出せない人はもったいないです。

「脚が太いって思われるんじゃないか」とか「胸が小さいから似合わない」とか、周りの目を気にして諦めているんだったら、自分の着たい服を着てほしいです。

アメリカでは、太っている人もミニスカートを履くし、誰もそれをとがめたりしません。

痩せてるとか、太ってるとかも関係ないです。自分が着ていて楽しくて、気分を上げるためにファッションはあると思うんです。

「年相応」なんてもったいない

年相応って言葉もあまり好きじゃないです。

母も自分のスタイルに自信があって、20代後半までショーパンをはいていたのですが、30代になってはかなくなっちゃったんですよ。

「なんではかないの? お母さん、似合ってて、私好きだよ」って言ったら、「もう年取っちゃったし、あまり似合わなくなったから」って言われて。子どもの私から見てもスタイルは綺麗だったから、もったいないなって思ってました。

そのときの自分にこれが似合うって思って着るんだったら、それでいいと思うんです。でも「この年齢だとこれを着なきゃいけない」って決めつけるのは嫌なんです。

露出が大好きだった私も、最近は、ロングスカートにハマっています。大人の雰囲気に合っていて、ロングスカートをはくのも楽しいなと思うようになりました。

この前は自分がロングスカートを履いていることを忘れて、ダーツで勝った友人の純平を蹴り上げようとしたら、思いっきりつまずいて転んでしまいました。昔と違って蹴りにくい格好をするようになったことを忘れていました。みんなウケて爆笑してくれたから、よかったんだけど。膝にアザできたけど。

もちろんミニスカートも相変わらずよくはいてます。

ぜひ皆さんも、コンプレックスや年齢じゃなくて、自分の「好き」「楽しい」という気持ちを優先して考えてみてください。