父親も祖父母も、母親には何も言わなかった。如月さん曰く、「1言うと100言い返されるのがわかっていたからだと思います」とのこと。母親はたびたびパニックのような症状を起こしたり、平気で嘘をついたりするため、父親も祖父母もあまり関わらないようにしていたようだ。

この母親の存在が、その後の如月さんや他の家族の人生にも大きな影を落とすことになるのだが、それでも如月さんは明るい子に成長した。

とはいえ、やっかいだったのは母親の過干渉の激しさと、篤い信仰心で日々拝み続け心の平穏を獲得しているはずも、しばしば感情を爆発させて家族に対して攻撃するヒステリックさだった。