ここで注意すべきなのは、デッドラインの設定方法です。早めに決めておけば、締め切り間際に慌てずに済みます。また、そうした私の習慣を相手が理解していると、締め切り近くまで忘れていても、
「佐々木さん、どうされました。いつもだったら早いのに」と声をかけてもらえ、リスク管理の面でもプラスに働きます。
さらに、早めに仕事を終わらせておくと、見直す余裕も生まれ、付加価値が高まります。また、関係部署から「もう少し詳しい説明がほしい」といった依頼があっても、余裕を持って対応できます。
スケジュール管理も重要です。私は2つの卓上カレンダーと2冊の手帳を使っています。まず、カレンダーについてですが、いまは3月の隣に4月のカレンダーを並べ、予定を書き込み、2カ月分の予定を毎日確かめています。長い経験上、ビジネスは2カ月先を見通しながら進める必要があると考えているからです。
手帳も2週間分のスケジュールが記入できる大きなものと、メモとして使う小さな手帳を併用してきました。スケジュールはスケジュール、メモはメモと使い分けたほうが便利でしょう。先日、長男が通っている病院の予約で失敗をしてしまいました。いつもは午前9時半に入れているのですが、少しアポ取りが遅れ、10時半になってしまったのです。これでは、午前中は潰れてしまいます。
そこで、カレンダーや手帳へアポ取りのためのメモをします。これは絶対に完成しなくてはならない仕事が控えている場合も同じです。スケジュールに「自分へのアポイント」を入れます。来週の水曜日までに仕上げなくてはいけない企画書があり、金曜日の午後1時から3時が空いていれば、そこに書き込み別の予定をブロックしてしまうわけです。