脳にストレスを与えない「勉強リズム」を見つけよう

勉強は脳にストレスのかかる行動です。そのため、できるだけその他のストレス要因はかからないように工夫してあげたほうがパフォーマンスが上がります。

ノートパソコンの前で予定を書き込むビジネスマン
写真=iStock.com/fizkes
※写真はイメージです

リズムを見つけるためには、自分の嗜好性や生活リズムに目を向けて自己分析をしていきます。この時、「現実的に勉強に充てられる時間がどの程度あるのか」と、「どこで勉強するとよいのか」の2点に注目しましょう。

まずは、時間から洗い出していきます。自分が普段どんな生活を送っているかを、1週間単位でざっくり分析するのです。

【1週間】
月曜日……仕事 残業多め
火曜日……仕事
水曜日……仕事 運動デー
木曜日……仕事 残業多め
金曜日……仕事
土曜日……基本フリー
日曜日……午前中:ジム 午後:フリー

こう見ると、火曜日と金曜日の夜、土曜日1日、日曜日の午後が勉強に充てられそうですね。さらに、仕事に行く前の時間も勉強に充てられるかもしれません。

最初は勉強することに慣れていないため、1日30分とか、火曜日と金曜日の夜に1時間+休日とか、自分がやれそうな時間を設定するといいでしょう。まずは小さく、「ちゃんとできた」という達成感を得ることも重要です。

休日は、まとまった時間を取りやすいため、勉強を優先したスケジュールを組むのがおすすめです。たとえば、土曜日の午前中2時間は勉強のために毎週スケジュールを空けておくなど、勉強ファーストでいきましょう。

慣れてくると余裕が出てきたり、物足りなくなってきたりしますので、徐々に勉強時間を増やしていってください。

勉強場所の分散は継続のカギ

「どこで勉強するのか」も継続には重要なポイントです。

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「勉強は机に向かって、黙々と行うもの」なんていう固定観念は捨てましょう。勉強は目的ではなく、手段。だから目的を達成できるのなら、必ずしも机に向かうという方法を選ぶ必要はありません。

自分が心地よく勉強できるかどうか。

この基準で選びましょう。ざっと選択肢を挙げるだけでも、こんなにたくさん勉強場所は存在します。

・自宅のリビングや自室
・近所のカフェ
・図書館
・コワーキングスペース・自習室
・職場の休憩室
・通勤電車の中

どれか1つだけに絞る必要もありません。自分なりに勉強がはかどると思う場所をいくつかストックしておけば、行き詰まったときに移動して勉強を再開できます。これも勉強を継続するための1つの工夫になるのです。

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