「人気犬種」が遺伝性疾患につながる
こうした状況について鹿児島大学共同獣医学部の大和修教授(獣医臨床遺伝学)は、人気5犬種(プードル、チワワ、ダックスフント、ポメラニアン、柴犬)だけで新規の血統書登録の6割以上(18年、ジャパンケネルクラブ調べ)を占めている現実に言及し、こう話す。
「ある特定の犬種がマスメディアの報道で爆発的に流行し、短期間で可能な限り多くの個体を生産する努力が払われる。そんな土壌が遺伝性疾患を顕在化させ、新たに作りだす要因になっていると推測される」
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