「経営の神様」は神社で何を祈ったのか
神仏参拝でおそらく一定の人が「引っかかる」「疑問に思う」のは、次の点ではないでしょうか。
・祈ったら得するのか?
・祈らなかったら損するのか?
・祈らなかったら損するのか?
この点について、松下幸之助氏の著書『PHPのことば』(PHP研究所)には、「特別にお祈りをしたからといって、とくにその人だけに恵みが多く与えられるわけでもなく、またお祈りをしないからといって、恵みが与えられないというわけではないのであります。このように考えるのは、人間の得手勝手な独断で、天地の恵みは、小さな人間の知恵を超えて、すべての人に平等に、さんさんとして降りそそいでいるのであります」と記されています。
では、いったい何のために祈るのか?
松下氏が別邸の真々庵を訪れた時に必ずしたことは、根源社という社に向かって「今日1日、素直であれますように」とお祈りし、そして「今日1日、素直であったかどうか」を反省することでした。
稲盛和夫氏は「力の限り努力すること」を祈りました。
松下幸之助氏は「素直であること」を祈りました。
自身の「あり方」「あるべき姿」を神様に誓い続けるのが、経営の神様と言われたビジネスパーソンに共通の「祈り」です。
これを読んだあなたは、どうありたいですか?
ご自身のありたい姿を、神仏にお祈りしてみてください。