胸や肩をゆるませる
③腕組みをする
腕組みをすると、胸や肩がゆるんで呼吸が落ち着きます。
人と話している時にやると相手を見下しているように見えてしまう場合もありますが、お互いの関係が対等であれば、人と人の間の緊張感をゆるめる効果もあります。
浅く腕を組むと、みぞおちを含めて胸の下がゆるみ、深く腕を組むと胸の真ん中がゆるみやすくなります。また腕を組んで、さらに首を軽く傾げると、ひと息つきながら頭を休める効果があります。
④ひじをつく
テーブルや机にひじをつく姿勢も、片ひじの場合はみぞおちのまわりと胸の下が、両ひじの場合は胸の真ん中がゆるみやすくなります。ひじに身体が寄りかかるほど、行儀は悪く見えますが深くリラックスします。
机の上に手をのせるだけでも、肩や胸が軽くゆるみます。さらに両手を組むと胸がさらにゆるみやすくなります。
テレビのニュース番組などでは、キャスターや解説者が机の上に腕を置くのがスタンダードな姿勢になっています。出演者自身の緊張をゆるめると同時に、視聴者に語りかけるような親しみやすい雰囲気が生まれます。
⑤脚を組む
脚を組むと骨盤がねじれるので悪い姿勢と言われやすいのですが、脚を上にのせている側は骨盤の緊張がほぐれます。
ただし、ずっと同じ組み方を続けていると姿勢が固まってしまいます。適度に組み方を変えたり、時々、脚を組まない時間を作ったりすれば問題ありません。
長時間座っていると疲れて骨盤が後ろに傾き、そのまま姿勢が固まってしまいますが、足を組むことで、骨盤が後傾して固まるのを少しやわらげることができます。
⑥ポケットに手を入れる
ポケットに手を入れるのも、肩と胸を軽くゆるめる姿勢になります。
ポケットに手を突っ込むことで、腕の重みがわずかに下から支えられます。それだけで肩のまわりの力が抜けるのです。