若い世代の教えに従う

自分でやろうと覚悟を決めたはいいものの、あまりに初心者すぎて「情報発信のためのSNS自体がわからない」という悩みも珍しくありません。そんなときはそれを使いこなしている人に教えてもらうとよいでしょう。

SNSでの発信の指南役はなるべく若い世代にお願いするとよいでしょう。

Z世代と呼ばれる、1990年代半ばから2010年代序盤生まれの人たちは、私にとっては超能力者のような存在です。生まれたときからインターネットやスマホがあって当たり前。私のような昭和生まれの人間でも、SNSを使い、何らかのブームをつくってこられたのは、彼らの教えに従ったからです。

「インスタ映え」もう求められていない

ここで、教えの一例を紹介します。

あるとき、私は20代の女性社員にSNSに投稿しようとしている動画を見せました。すると、彼女は即座に「動画をしっかり編集しすぎていますね。作り込みすぎています」とコメントをくれました。

これまでクリエイターとして、じっくりと細部に気をつけながらCMを作ってきた身としては、最初は彼女のアドバイスの意図がわからず、戸惑うばかりです。

彼女はさらに、こう教えてくれました。

「世の中はもっと気軽なものを欲しがっているんです。かつてのように“インスタ映え”も、求められていません。今は“盛っちゃダメ”なんです」

Instagramを見るユーザー
写真=iStock.com/Wachiwit
「インスタ映え」もう求められていない(※写真はイメージです)