塩分摂取で防ぐことができる
水分補給として、真水ばかりを大量に(1時間に1リットル以上)摂取することは避けるべきです。
水中毒は、塩分が含まれた食事や飲料を摂取することで防ぐことができます。
水中毒の治療は、軽症ならば塩分を投与したり、経口補水液を摂取したりすることでも改善されます。
意識障害や血圧低下などがある場合には、専門医療機関での治療が必要です。利尿薬と輸液療法の併用、場合によっては透析が必要なこともあります。
・1時間に1リットルの真水だけをとるのは避けよう。
・水分補給=大量の飲水と短絡的に考えるのは大変危険。水中毒で、いのちを失うことも。
・水分補給=大量の飲水と短絡的に考えるのは大変危険。水中毒で、いのちを失うことも。
水分補給の基本は「食事からとる」
よく「経口補水液とかスポーツドリンクをふだんから水分補給として飲んだほうがよいのでしょうか?」という質問をされます。
その答えは「健常時なら水やお茶でも十分な水分補給になります」となります。
ただし、水ばかり飲んでいると、前述のようにいわゆる水中毒になる危険があります。
「水分補給の基本は食事からとりましょう」というのが大原則です。
食事をしっかりとっていれば、1日に必要な水分量の半分を水分としてとります。だから水分の種類については、水やお茶で十分と考えてください。