「会社のやり方に同意できない」ならすぐに逃げたほうがいい
ここまでひどい会社があるかはわかりませんが、「倫理的にまずい会社だな……」と感じるのではないでしょうか。私だったら絶対に応募しません。たとえ、生活に困窮していて、今の3倍の報酬がもらえるとしても、多くの人はこのような会社を選ばないはずです。
ただし、ここで重要なのは「倫理的な問題」だけではありません。実は、他者貢献につながらない仕事は「脳」という物理的な場所にも問題が起こります。
私たち人間は「潜在意識」や「集合意識」という、普段は自覚できない意識の中で「人の役に立ちたい」「喜ばれたい」「人から感謝されたい」という願望を持っていると言われています。
それにもかかわらず「他者貢献につながらない仕事」をしてしまうと、本人に自覚はなくとも、脳内ではアドレナリンやコルチゾールといった「ストレスホルモン」の分泌量が増大します。その結果、うつ病などの精神疾患や、生活習慣病を引き起こす可能性が上がると考えられます。
少しでも「この会社のやり方には同意できない」と感じるのならば、すみやかに逃げてください。そしてぜひ、「誰かの役に立っている」という他者貢献の実感が得られる仕事を選んでください。
それこそ、あなたが仕事を通じて充実感ややりがいを感じるうえで欠かせないことであり、天職を見つけるためのカギです。