「いま忙しいから後にしてもらえる?」はNG

何かを伝えようとしても、マネージャーに「いま忙しいから後にしてもらえる?」と言われてしまう。「そのくらい自分で判断して」と突き放されることもある。毎日そのようなやりとりが続いていたら、やがてメンバーは「こんな小さな話で手間をとらせたら申し訳ないな」と考えるようになっていくでしょう。

「報告しにくい環境」ができてしまっているのなら、それを見直す必要があります。

マネージャーやリーダー、メンバーがフラットに報告・連絡・相談をできるように、業務プロセスの改善をはかりましょう。

報告の時間を設ける

その1つに、「報告の時間を設ける」方法があります。毎日何時から何時までを、報告を受ける時間として設定します。その時間は、マネージャーやリーダーは声をかけられたら作業の手を止めて報告を聞く。周囲に「話しかけにくい」と思われているのなら、その壁を取り除くのです。

壁のない時間をつくり、フラットに話しかけられる環境を用意する。それによって報告のハードルが下がります。

白い背景にシンプルなアナログ壁掛け時計
写真=iStock.com/kuppa_rock
報告の時間を設ける(※写真はイメージです)