月5000円=年間6万円=30年180万円…

それぞれで違う固定費から挙げていきますと、月額のオンラインサロン代、プレミアム会員費、あまり行けていないジム代など、習い事の月謝のような類です。心当たりはありませんか? 本当に必要なものであれば残してもいいのですが、有効に活用できている固定費なのか、もう一度見直してください。

 固定費って、軽く見られることが多いもの。1回で6万円の買い物は高いと感じるのに、月5000円の固定費に無頓着の人が後を絶ちません。「5000円くらいなら」という調子で払い続けていると、ちりも積もれば山となります。年間で6万円に達します。しかもずっと払い続けると、30年で180万円という大金に……。

例えば、これを年利5%の投資信託で運用していると、30年間で約410万円まで増やすことができます。180万円捨てることになるお金が、ほったらかしで400万円以上にも増えると考えると、大きくありませんか?

この毎月かかる固定費を削減し続けることができたら、節約の効果は高く効率よくお金を貯めることにつながります。

「お金が貯まる仕組み」ができているか

「大きな固定費の見直しはわかってる! でも具体的にどう見直しをしたらいいの?」そう思っている方も多いはずです。

そんなあなたも、安心してください。まずは図表1にある見直しポイントを確認していただくだけでも、固定費を大きく削減することができます。

まず、「人生の5大固定費」をご存知でしょうか? 人生の5大固定費とは、①光熱費 ②通信費 ③車の維持費 ④住宅費 ⑤保険料の5つのこと。この5大固定費を見直すだけで、自然とお金が貯まる仕組みを作ることができます。

本稿では、光熱費と通信費について見ていきましょう。