「ティッシュ使用」も有料

現在では、レストランでのティッシュ使用も有料となっている。長い間、不景気が続いた日本ですら、そのようなことはなかった。

ティッシュ
写真=iStock.com/magnetcreative
「ティッシュ使用」も有料(※写真はイメージです)

店側は客の健康のために必要なことで、徴収するのも最低限の料金だと主張するが、実際のところはどうなのだろうか。

店側が主張するような本格的な消毒作業をやろうとすれば、「ゴミ除去」「ざっくり洗い」「超音波洗浄」「丹念洗い」「漂白」「消毒」「包装」「検品」と八つの工程を通さなければならない。

専門の設備が必要なので、外注するケースが多いが、コストを節約しようと、見かけだけ綺麗に取り繕い、消毒工程を手抜きするレストランも決して少なくない。

結局、客の健康も利益も損なわれることになる。

食器1セットの消毒コストは平均6角(0.6元)程度だが、客から1元の使用料を取れば、0.4元の利益が出る。1日100~200人の客が来店すれば、40~80元を儲けられる。月に1店舗で1200~2400元の利益が生まれることになる。