日焼け止めを捨てて徐々に紫外線を浴びる

紫外線は若々しい肌の敵ではありません。それよりもむしろ、日焼け止めのほうがはるかに肌に有害です。日焼け止めは海洋汚染やサンゴ礁の破壊など環境への影響も問題視されていて、一部の国ではケミカルな日焼け止めの販売が規制されていることもあるほどです。

日焼け止めにはよくウオータープルーフと表記されていて、水に入っても落ちないことが宣伝文句として謳われています。しかし、水に入っても落ちないということは、家に帰ってただ顔を洗っただけでは落ちにくいということです。

肌のことを考えれば今すぐ日焼け止めを使うのをやめて、むしろ積極的に紫外線を浴びるのがベストです。もちろん、普段紫外線を浴びていない人がいきなり真夏の日差しで焼いたら、サンバーンと呼ばれる皮膚の火傷になってしまいますし、熱中症のリスクもあります。

しかし、秋や冬にかけて、もしくは真夏であっても早朝や夕方であれば、いくら紫外線を浴びても火傷にはなりません。なぜなら、少しずつ紫外線を浴びて慣れておくことで、皮膚の表面に保護膜ができてバリア機能が働くからです。つまり、紫外線対策は日焼け止めを塗ることではなく、普段から意識して紫外線を浴びることなのです。

日焼け止めをしっかり落とすには、化粧落としのフェイシャルソープを使う必要が出てきますが、これも避けてほしいです。多くの場合「ラウレス硫酸ナトリウム」という成分が入っていて、これは食器洗い用の洗剤と同一の界面活性剤の一種だからです。当然のことながら肌への影響も深刻です。食器洗い洗剤を使うと手が荒れてしまう人もいるかと思いますが、それで顔をゴシゴシと洗っているのですから、頬にシミができても当然なのです。

また、ラウレス硫酸ナトリウムは、フェイシャルソープ以外にもボディソープやハンドソープ、シャンプーなどにも入っています。これらは洗浄能力が高すぎて、かえって肌の環境を荒らしてしまいます。そのため、私はボディソープやフェイシャルソープなどは一切使わず、全身を純石けんで洗っています。

純石けんというのは、昔ながらの固形石けんのことです。これで体も髪も全身洗うことができますし、ほどよい洗浄能力なので肌を荒らしてしまうことにはなりません。

肌を若返らせる4つの生活習慣