読点ではなく句点を、普段の会話でも意識したい「3つのポイント」

簡潔に話すためには、次の3点を意識することが重要です。

①結論から話す

話し始める前に、一番伝えたいことをひと言にまとめてから話し始める。一番伝えたいことを決めるのは舞台の主役を決めるのと同じです。

②ワンセンテンスを短く

話が長い人は「○○は、○○なので、」と読点(、)で話し続けます。「結論は○○です。理由は○○です。」と句点(。)で短く区切りましょう。

③フィラーを連発しない

考えながら話すと「え~」「あの~」などのフィラーが増え、耳障りになります。事前に話す内容=主役を決めましょう。

普段の会話でも「これ、それ、あれ、どれ」などの“こそあど言葉”で済ませず、頭に浮かんだことを言葉にする練習をしておくことも大切です。

普段から主訴を意識して句点で端的に話し、「え~」が悪目立ちしない会話をしましょう。

頭の上にバブルトークで考えている若いビジネスマン
写真=iStock.com/ismagilov
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人は、待ち時間が長いとイライラする

「結論から話して!」と言われたことはありませんか?

家族に「今日は夕飯いる?」と聞かれたときは「いらない」などと結論から話しているのに、上司に「昨日の商談はどうなった?」などと聞かれると「先方が近々イベントを企画されていて……」というように、結論から話せない人は多いものです。

「相手に何か言われるのでは?」と不安や後ろめたさがあり、言い訳や補足を入れてしまうのが原因です。

会話でも道案内でも、相手を待たせないこと、迷わせないことが重要です。

人は、待ち時間が長いとイライラします。だからこそ、ダラダラと話さず結論から話し、必要な情報をすぐ相手に提供して待たせないことが重要です。

また、道案内でも、行き先もわからずに相手に同行するのは不安です。「会議室にご案内いたします」などと言われて行き先がわかると、安心してついて行くことができます。