「先取り貯蓄」は王道中の王道
肝その2 心置きなく使える金額を把握している
支出を減らすことでお金を貯めようとすると、お金を使うたびにストレスを感じるものです。1円でも安く買うためにスーパーをハシゴするという節約に走ったり、牛乳を買ってくるように頼んだ夫がスーパーではなくコンビニで買ってきたら文句を言ったり……。
できるだけお金を使わないようにして、残った分を貯蓄に回す貯め方は、ストレスはたまってもお金は貯まりにくいもの。では、貯め上手さんはどうしているかというと、ホラ! アレです、「先取り貯蓄」ってヤツですよ。今さら? 当たり前すぎる、聞き飽きたと思うかもしれませんが、お金を貯めようと思うなら先取り貯蓄はやはり王道中の王道なんです。
貯めるべきお金を先取りで貯蓄してしまえば、残りのお金は何に使おうと自由! ぜ~んぶ使い切ってもOK! 家計簿もいらない! 残った分を貯蓄する人と、結果的に同じ金額を使っていたとしても、気持ちの自由度は圧倒的に違います。
同じ金額を使うなら、ビクビクしながらではなく、晴れ晴れとした気持ちで使いたいですよね。これなら「お金を貯めること=ツラいこと」にはなりません。結果、順調に貯まっていくというわけです。
お金を貯める極意は、メリハリ使いと先取り貯蓄
「ウチの食費」はよそと比べて高すぎる?
「ウチは食費が○万円かかっているんですけど、もっと節約しないとダメですよね?」。家計相談で、ものすごーく頻繁に聞かれるこの質問。確かに、よそのうちと比べて支出額が多い費目があると気になりますよね。主婦向け雑誌で「4人家族で食費月2万円!」などの記事を目にすると、途端に自分がダメ主婦に思えてくるし、よそのうちの家計が知りたくなるものです。
わかりました。では、みんな大好きな「平均値」をご紹介いたしましょう。数人の人に聞いた信ぴょう性のうっすい数字ではなく、総務省の家計調査の数字です。