「シビリティ」を意識した風土づくりが重要
「シビリティ(Civility)」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。シビリティとは、「社会的な規範を守った丁寧さ、礼儀正しさ」と訳され、労働者間の礼儀正しいコミュニケーションと協力関係を維持する倫理観を表しています。職場における具体事例としては、傾聴や挨拶などで互いに礼儀正しく接し、チームワークの精神を持って協力して業務を遂行していること、意見が対立する場面にあっても公平に解決される状況をシビリティが高いと評価します。
反対に、会話が最低限しかなかったり、グループチャットや会議などで叱責が起きたりしている状況はシビリティが低いと言えます。互いを尊重し、目標に向かって個々の能力を十分に発揮できる組織力と環境も大切です。労働安全衛生や従業員の健康管理体制の整備と並行して、シビリティを意識した風土づくりができると良いでしょう。
新たな環境で働き始めた方、ステージを変えて新たな生活を始められた方が、ストレスと向き合いながらより良い環境で、自己実現への歩みを進められますよう、応援しています。