上司も一緒に「失敗を楽しむ」体験をするといい

大切なことは、恐怖のあまりに上司の視線や言葉に囚われてしまう状態を作り出さないこと、失敗を恐怖し過ぎないことだろう。それを実現するためには、むしろ「失敗を楽しむ」くらいの体験をしてもらったほうがいい。そして「楽しむ」際には、一緒に観察を楽しむこと。観察を促すために、上司が問いを発し、スタッフがそれに答える。目の前の現象をよく観察すれば何をなすべきかが見えてくるのだ、という体験をしてもらう。そうすると、「指示通りにできない人間」や「指示待ち人間」をさらに飛び越えて、「自分の頭で考えて行動できる人間」に育つように思う。

【関連記事】
「僕の仕事ではありません」と自己正当化に終始する…「指示待ち」の新入社員が腹の底に隠しているホンネ
能力不足なのに自己評価は高い「ローパフォーマー社員」をどう変えるか…パワハラにならない「叱り方」のコツ
「ちょっとお時間いいですか」と言ってはいけない…仕事のできる人が職場で使う「スマートな相談」のコツ
道を聞かれて「あの角を曲がって」と話し始めてはいけない…話し上手がまず最初に伝えること
「私は聞いていない」という上司はムダな存在…トヨタ社内に貼ってある「仕事の7つのムダ」のすさまじさ