通信通話契約の残しかた
上記の手続の際に、名義変更(承継)を選ぶことで、契約を引き継ぐことが可能です。
ただし、一身専属性のサービスでは承継不可となりますし、承継の条件として「二親等までの親族」といった条件がつく場合もあります。契約元のルールを確認して、道筋を定めましょう。
サブスク等を利用している場合
サブスクをはじめとする定額課金サービス(以下、「サブスク等」といいます。)は、月ごとや年ごとにサービス利用料を支払う契約類型となります。
利用料の支払いが規則的に発生するため、クレジットカードや預金口座のお金の流れから見つける方法が有効です。ただし、支払い代行サービスが仲介することが多く、サービス単位では見つけきれないことが多々あります。
このため、次のようにスマホ等を使ってApple IDやGoogleアカウントに紐付いたサブスク等の契約を調べたり、ケーブルテレビや通信キャリアのコンテンツパックの詳細から課金性のある契約を探したりする方法と並行するのが現実的な方法といえます(図表2)。
「カードが解約できない」「引き落としだけ続く」ケースも
サブスク等の支払いを止める最も簡単な方法は、クレジットカードの退会や引き落とし先口座の凍結等によって、お金の流れを強制的に断つことです。
しかし、この方法は多くの不確実性をはらんでいます。
サブスク契約が残された状態ではクレジットカードの退会(解約)ができなかったり、退会(解約)できた後も自動引き落としだけは続いたりする事例がしばしば報告されているのです。
Microsoftのように、クレジットカードを停止すれば契約終了としている企業もありますが、これはまれな事例です。サブスク等ではお金の流れと契約自体は別物だと捉えるべきでしょう。
それを踏まえて、次のような手順で解約するのが得策です。
①契約窓口ごとに解約手続を進める
②念押しとして、クレジットカードや口座をストップする
③15カ月程度は対応漏れに備えておく
②念押しとして、クレジットカードや口座をストップする
③15カ月程度は対応漏れに備えておく