「私」を主語にして希望や意見を伝える

⑦You(あなた)ではなく、I(私)メッセージを伝える
書影
中島輝『何があっても「大丈夫。」と思える子に育つ 子どもの自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)

「(あなたに)こうしてもらいたい」というYou(あなた)メッセージではなく、「わたしはこう思う」「こうしてもらえると、わたしはうれしい」といったI(わたし)メッセージで伝えるようにしましょう。

よくいわれることですが、どうしても、親が子どもを言葉でコントロールしてしまいがちな親子間では、できていない人が多いのではないでしょうか。

I(わたし)メッセージを使うようにすると、子どもを非難したり、責めたりすることなく、希望や意見を伝えることができます。子どもは判断を自分にゆだねてもらった、自分を尊重してもらえたと感じます。すると、感情のコントロールがうまくできるようになり、自己肯定感も高まって、自信とやる気がみなぎってきますよ。

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