[ワイン・ビストロ] アンフォーラ

――ガツンと旨い料理とワイン。 朝5時まで営業する銀座の穴場店

「つぶ貝と木の子のガーリックバター焼き」(1200円)など、ワイン好きの急所をつくメニューがいっぱい。「ソムリエの大倉伸一さんの選ぶワインは間違いなく旨いうえ、値段も安い。料理もおいしい。それでつい、飲みすぎちゃうんだな(笑)」。

●東京都中央区銀座7-10-12 第2柳屋ビル2F TEL/03-6228-5420 営業時間/18:00~翌5:00(4:00LO)(土曜はフードのみ21:00 LO)日曜・祝日休 チャージなし 全22席

1.「牛バベットステーキ 赤ワインピラフ添え」(2500円)は猪木さんも太鼓判を押す一皿。フォンドボーと赤ワインで炊いたピラフに牛ハラミと野菜のソテーが鎮座。肉にほどよい歯応えがあり、ピラフのコク、微かな酸味が絶妙だ。
 2.「仏産カエルのソテーとベニエ」(2800円)がキリリと冷えた白ワインにピタリ。カエルのもも肉のソテーにパセリ風味のソースがかかる。その下にマッシュポテトが敷いてある。
 3.「牛ミノのスパイシーガーリック焼き」(1100円)は病み付きになる逸品。ガーリックがしっかりと効いていて歯応えが嬉しい。
 4.ワインはフランス産が主で、特に5000円台~1万円の価格帯が充実。グラスワインは白・赤それぞれ4~5種類。左の3本は猪木さんのバースデイヴィンテージなど。

[地鶏・炭火焼] 塚原の里

――レアに炙った地鶏は 野趣に富む闘魂の美味!

平成5年開店の炭火焼き料理専門の食事処。中谷義人店長は猟師でもあり、定食には、仲間から送られた鹿肉の刺し身などがサービスに付く。出される水は地元の名水。これがまた旨い。

●大分県由布市湯布院町塚原931-108 TEL/0977-85-3989 営業時間/11:00~19:00ごろ 無休 テーブル、座敷合わせて40席 カード不可

1.一番人気の「炭火焼地鶏定食」(2100円)。備長炭で焼く薩摩地鶏は半焼けくらいがちょうどいい。アルプスの岩塩で味付けされているので、そのまま口へ。噛み締めると肉の旨味が口中に広がる。これを食べるために大分を訪れる猪木さん。フロントページの笑顔を見よ! 手前の皿の量で2人前(単品1人前840円)。
 2.定食には、野菜焼き、朴葉味噌、麦飯、呉汁が付く。朴葉味噌は鶏ミンチを赤味噌、卵黄などで練り上げたもの。「これはね、上品にではなく口一杯に食べてください。ホオバ(朴葉)ってね」と猪木さん得意のジョークも炸裂。
 3.定食には地鶏たたきと鶏皮の酢の物の小鉢も付く。闘魂のサービス精神、満足感満点だ。
 4.「炭火焼いのしし」(上)と「炭火焼豊後牛」(下、ともに単品2630円)も人気メニュー。「みなでやってきて、ワーッと肉を焼いて食らい、昼間から焼酎3本くらい空けちゃうんだ」と猪木さん。

(構成=須藤靖貴 撮影=矢幡英文 取材協力=Zukko)