石川直樹

1977年、東京生まれ。早稲田大学第二文学科卒、東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。高校時代のインド一人旅を皮切りに旅を始める。2000年北極から南極まで人力踏破する「POLE TO POLE」参加。01年当時の世界最年少世界七大陸最高峰登頂達成。04年熱気球で太平洋横断に挑戦。そのルポルタージュ『最後の冒険家』など著書・写真集多数、多くの受賞歴を誇る。現在、瀬戸内国際芸術祭にて新作を展示、10月19日より東京都現代美術館「トランスフォーメーション」展参加予定。


 

“星の航海術”という、ミクロネシアに伝わる、近代計器を一切使わない伝統航海術があるんです。海図やコンパスを持たず、星の光とあらゆる自然現象を頼りにカヌーを操り、体ひとつで海を渡っていく。人類の叡智といってもいい奇跡的な技術です。すっかり魅了されて、その継承者に10年ほど前に弟子入りしました。