三宅秀道(みやけ・ひでみち)
東海大学政治経済学部専任講師。1973年生まれ。神戸育ち。96年早稲田大学商学部卒業。都市文化研究所、東京都品川区産業振興課などを経て、2007年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員を経て、10年より現職。

「さよなら技術神話」。過激な第1章から本書は始まる。ビジネス市場でよく聞く成功譚では大企業の技術開発にフォーカスしたストーリーが多いもの。著者の三宅秀道さんは、まずこの点に疑問符をつけている。

「私もそうしたストーリーを聞くのは嫌いじゃないですが、それ以外の勝ちパターンも軽視すべきではありません」

(小原孝博=撮影)
【関連記事】
10年に1度のヒット「マルちゃん正麺」が生まれたワケ
新商品開発にあたり、どの顧客の声を聞くべきか
ハウス食品「のっけてジュレ」大ヒットの作り方
5年後に花開く商売のネタをどう探すか
粘着テープ用途革新で20億、なぜ独り勝ちできたか