好きな人がいたらとにかくデートに誘ってみる

アメリカにあるミシガン大学のデビッド・シュミットは、世界の53カ国(日本も入っています)の1万6954人の男性に調査し、女性を食事に誘ったり、映画に誘ったりして、「一度でもうまくいったことがありますか?」と尋ねてみると、なんと83.2パーセントが「イエス」と答えてくれたではありませんか。まさかの8割超えです。

内藤誼人『「なまけもの」のやる気スイッチ』(総合法令出版)
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しかもシュミットは、「それが長く続く関係として成功しましたか?」とも質問してみたのですが、80.9パーセントが「イエス」と答えました。

好きな人がいたら、とにかくデートに誘ってみてください。

そんなに拒絶もされないと思います。

もうひとつ別の研究もご紹介しましょう。

カナダにあるトロント大学のサマンサ・ジョエルは、恋人のいない大学生132人(そのうち男性は65人)に、あまり魅力的でない異性の写真とプロフィールを見せて、「この人とデートできますか?」と聞いてみると、約4割の人が「いいですよ」と答えてくれることを突き止めました。そんなに顔だちに魅力がなくとも、それでも「デートくらいなら」と考える人はかなり多いのです。

ジョエルによりますと、私たちはイケメンや美人が好ましいと口では言うものの、「拒絶したら相手がかわいそう」などという配慮が働いて、現実には自分の好みのタイプではなくとも、デートには応じてくれることが多い、と指摘しています。

とにかく動いてください。自分の勝手な思い込みで、「うまくいくわけがない」などと考えていたら、いつまで経っても行動は起こせません。

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