倒産企業の半分は“黒字倒産”

黒字倒産を防ぐ「資金繰り表」のつくりかた
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黒字倒産を防ぐ「資金繰り表」のつくりかた

2008年度の上場企業の倒産件数は戦後最悪の45件。そのうち、決算書上では利益を出しながら倒産に陥る、いわゆる黒字倒産が21件にも達した。リーマン・ショック以降、業績は好調なのに資金繰りに四苦八苦する企業が後を絶たないのである。

なぜ、儲かっているのに資金繰りに苦労し、しまいには倒産してしまうのか。資金繰りコンサルタントの肩書を持つ小堺桂悦郎氏は、「キャッシュフローが滞り、売り上げと入金にタイムラグが生じるから」と語る。