中学受験の魅力とはどういうものか?

矢野耕平『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験 最強と最凶の分かれ道』(祥伝社新書)
矢野耕平『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験 最強と最凶の分かれ道』(祥伝社新書)

ここで中学受験の魅力とは何か、改めて考えてみたい。わたしは中学受験勉強で求められる科目学習の範囲の広大さと、それらの奥深さを早いうちに学べること、そのものに大きな意味があると考える。確かに子供の負荷は大きいが、中学受験が“学びの基盤”を構築してくれる。その基盤は一生モノである。

また、中高一貫校のメリットは高校受験がなく6年間の中高生活を謳歌おうかできる環境であることもある。多感な子供たちにとってたくさんの学びがあり、部活などで出会った友人は6年間の付き合いだけでなく、大人になってもその関係性が続くことが多い。そうした友人は人生の大きな財産になる。

筆者が2月1日に上梓した『ぼくのかんがえた「さいきょう」の中学受験 最強と最凶の分かれ道』(祥伝社新書)では、中学受験ではどのようなカリキュラムで、どのようなことを学ぶのか、あるいは、中高一貫校には形態別にどう分類されて、それぞれどのような特徴を持っているのか、などについて詳しく記述した。機会があればぜひ手に取ってほしい。

【関連記事】
「精神科医が見ればすぐにわかる」"毒親"ぶりが表れる診察室での"ある様子"
「IQが高いのに勉強ができない子」はどこで間違ったのか…心理学者が「早期教育はやめて」と訴える理由
「かつては東大卒よりも価値があった」47都道府県に必ずある"超名門"公立高校の全一覧
「それって感想ですよね」は理屈がおかしい…「屁理屈で論破してくる人」を一発で黙らせるシンプルな返し方
中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育