仲の良い2人同士の食事会は経費にならない理由
例えばディアーズでは、みんなで行く食事会にのみ、会社からお金を出すというシステムを採用しています。
一方、仲の良い2人同士で行く食事会には、お金を出しません。
そうすると、社員としては「2人で行くよりも、みんなで行った方がいいね」となります。
なぜ、こうしたシステムを採用しているのかと言うと、仲の良い人たちだけで食事に行くと、仕事や職場の人間関係に対する愚痴が必ず出るからです。
愚痴を言い合うことで、職場に対する不満が高まっていけば、人間関係がこじれ、最終的な離職に繋がりかねません。
そうした事態を避けるため、みんなで行く食事会は何回行っても、会社から代金を支給するようにしています。
実際、このシステムはうまく機能していると感じています。
みんなで行く食事会に関しては、金額の上限を決めていないので、コースで1人1万円以上かかるような領収書が回ってくることもあります。
金額を見て「おお!」と驚くこともありますが、僕は必要経費だと考え、気持ちよく支払うようにしています。
そうした食事会が、社員同士の「適正な距離」を保つために役立つのであれば、これほど安いものはありません。
食事代を支給することで、社員の普段のがんばりをねぎらうこともできますから、まさに一石二鳥と言えるでしょう。