佐々木良昭(ささき・よしあき) 1947年、岩手県生まれ。拓殖大学海外事情研究所教授を経て、東京財団上席研究員および笹川平和財団アドバイザーとなる。『革命と独裁のアラブ』(ダイヤモンド社)など、著書多数。年に10回のペースでアラブ&中東諸国に出向き、フィールドワークを続けている。

トルコと聞いて、「東西の文明が交錯する観光の国」をイメージする方も多いと思うが、実はトルコには、私たちが知らないもう一つの顔がある。

GDPが7%台で推移。富裕層が増加し、たとえば高級外車・フェラーリの予約台数がうなぎ上り。イスタンブールの地価もここ5年間で3倍に急上昇。「第二ボスポラス海峡」の建設計画にともない、海外からの大規模な投資マネーが流入中。

(工藤憲二=撮影)
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