シューズ部門ではジーユーがスポーツブランドといい勝負

もちろん「着用しているブランド」と「欲しいブランド」「好きなブランド」は異なるだろうという見方はあります。それでもある程度は商品そのものを評価していないと、欲しいブランドの代替品としてわざわざ着用することはありません。着用しているということは、憧れのブランドには及ばないかもしれないが、ある程度はデザインも含めて商品そのものを評価しているということになります。ですから、ユニクロとジーユーは28~43歳女性から圧倒的な支持を受けていると考えた方が適切でしょう。

さらに驚くことに、残りのシューズとバッグの2部門でもユニクロとジーユーは高い支持を得ているのです。

シューズでは1位がナイキですが、2位がジーユーです。そして3位コンバース、4位ニューバランス、5位アディダス、6位オリエンタルトラフィック、7位プーマとなっています。上位7位までのほとんどがスポーツブランドなのでスニーカーが高い支持を得ていると考えられますが、2位のジーユーの強さに驚きです。

ジーユーはユニクロよりも靴の展開が上手にできており、スニーカーからサンダル、パンプス、メンズビジネスシューズまで幅広くラインナップしています。ジーユーはスニーカー、パンプスの両方が女性に着用されていると考えらえます。6位のオリエンタルトラフィックは女性向けのレザーシューズ類を得意としていますので、2位と6位以外は軒並みスポーツブランドで占められていることになります。

そして8位にユニクロがランクインしています。ユニクロはシューズを毎シーズン数型程度しか展開していないにもかかわらず、8位にランクインしているのは驚異です。

高級志向の落ち着きで低価格のバッグを使う女性が増えている

バッグでは1位がユニクロ、2位がコーチ、3位がロンシャン、4位がジーユーとなっています。ここでもユニクロとジーユーの強さがわかります。ユニクロが1位になっているのは、ラウンドミニショルダー(定価1500円)の大ヒットによるところでしょう。これは欧米のインフルエンサーによってイギリスで大人気となった商品で、日本へ人気が逆輸入され現在国内でも好調に動いている商品です。欧米では現在「ミレニアル・バーキン」と呼ばれるほどのステータス性も獲得しています。

バッグのランキングで興味深いのは、低価格ブランドとラグジュアリーブランドがほぼ交互に上位にランクインしている点です。1位ユニクロ、2位コーチ、3位ロンシャン、4位ジーユー、5位フルラ、6位しまむら、7位無印良品、8位ZARA、9位ルイ・ヴィトン、10位セリーヌとなっています。

一昔前だと、20代後半から40代前半の女性はバッグや時計に関してはラグジュアリーブランド志向がもっと強かったのではないかと思いますが、現在ではその志向は低減していると捉えられます。仕事やカジュアルも含めて普段使いでは低価格ブランドのバッグを使うという女性が増えているのではないでしょうか。

このように見ると、衣料品のみならずシューズ、バッグでも中堅世代の女性にユニクロ、ジーユーは高い使用率を誇っていることがわかります。