「何分くらいでできそう?」と問いかけたほうがいい

そうしたら、「じゃあ、漢字と計算5問はすぐにできそうだから任せたよ。文章問題がもし難しかったら、一緒に考えてみよう」と伝えてあげる。そうすれば、具体的に何をどうやればいいか見通しがつきます。

小川大介『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』(青春出版社)
小川大介『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』(青春出版社)

宿題が終わっている自分をイメージすることで、子どもは「なんとかなりそう」と気持ちに余裕ができるし、親御さんも今日の宿題に目処がついて安心感を得られます。このように手順をイメージさせてあげると、宿題に取り組むハードルがグッと下がります。

宿題の点検ができるようになったら、「算数のプリントは何分くらいでできそうかな?」と時間を意識させる問いかけをしてみましょう。「計算が12問あるうちの7問は暗算でできるから10分あればできそう。残りの5問は筆算が必要かな。間違い直しを入れたとしても30分あれば終わりそう。じゃあ、17時半からやれば大丈夫!」。こんなふうに自分で計画が立てられるようになればしめたもの。

ここまで到達するにはそれなりに時間と根気が必要ですが、一度習慣化できれば親御さんの負担は減ります。何よりお子さんが自分の予定を自分で選択できるようになり、これは将来の自立につながっていきます。どうか気長に関わって、自分の足で前へ進める子にしてあげましょう。

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