1月9日付の日本経済新聞朝刊1面をトヨタ自動車の社長交代の記事が飾った。次期社長に就任する予定なのは、豊田章男副社長。創業家出身者をトップに据えることにより、グループの団結力を高めるという狙いは評価に値するだろう。一方、同社のビューロクラシー(官僚組織化)がさらに強くなる懸念もある。チャンスもあれば、リスクもあるという人事だ。
同社は2009年3月期の決算で1500億円の赤字見通しであることを発表した。なぜ、このような状況に陥るに至ったのか。理由は、3つあると考える。
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(プレジデント編集部=構成)

