5%セールスはアクセルとブレーキを「踏み分ける」
重要なポイントに注力し、それ以外は手を抜くのが5%セールスです。それはサボるのではなく、100%全力でやらないタスクを決めているということです。すべての顧客に同じエネルギーで対応することはしないのです。
重要な顧客にエネルギーを使い、購買につながらなさそうな情報収集家(前項でご紹介したGEP客のような相手)はあしらいます。つまり顧客を区別しているのです。時間とエネルギー(熱量)は限りがあると見切っているわけです。努力と情熱を傾けられる先は決まっているので、その矛先をどこに持っていくかを重視しているのです。
重要なポイントでアクセルを踏むということは、つまり重要でないポイントにはブレーキを踏むということでもあります。5%セールスが他者よりも成果を出しているのは、やらないことを見極めて、それをやらないという決断をしているからなのです。