みずほコーポレート銀行が今年から、三井住友銀行、みずほ銀行、りそなホールディングス(HD)が来年から法人税を納税する方針を明らかにした。三井住友銀行は15年ぶり、りそなHDにいたっては18年ぶりの納税になるという。すでに昨年から三菱東京UFJ銀行が10年ぶりに納税をしており、これで大手銀行が軒並み納税を再開することになる。

バブルの崩壊にともなう日本の民間銀行による不良債権の処理額は累計で100兆円を超えていたものと見られている。そして、2006年3月期にその不良債権の処理が一巡するまで、大手銀行をはじめ各銀行の経営の足を引っ張ってきたのだ。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)
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