携帯端末で電子書籍や音楽を楽しむ人が増えている。同じ作品をダウンロードするのに消費税課税と消費税非課税の店があったとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。

国内で商品を購入したり、サービスを受けた際には消費税がかかる。これは電子書籍などをダウンロードする場合も同じだが、海外からダウンロードすれば、現状、消費税がかからない。1000円の買い物をした場合、国内で買えば税込み1050円のところ、海外から買えば1000円で済むのだ。

現在、国内外の複数の企業が電子書籍への参入を予定しており、とくに米アマゾン・ドット・コムが販売予定の電子書籍端末「キンドル」は注目度も高い。配信サービスを利用する人が増えれば市場も拡大するが、海外配信の優位性が認識されれば、国内企業はビジネスチャンスを逃すことにもなりかねない。消費税率が引き上げられると、さらに非課税の強みが増し、国内企業は競争力がない状態に陥るといっても過言ではない。