EATの小泉勉(上写真・右)。栗田知明(上写真・左)と手にしているのが「一番搾りフローズン生」。「栗田さんは周到に用意して提案してくれるが、その辺は決して見せない。任せておけば安心だという感じがある」という。キリンビールマーケティング(KBM)とは、営業力強化のため、2012年1月より発足した新会社。キリンビールの営業部門と量販店や飲食店の店頭を担うキリンマーチャンダイジングが統合した。得意先企業との商談から量販店や飲食店の店頭活動まで一貫してマネジメントできる体制を整備したことで、意思決定と活動のスピードアップによる営業力強化と効率化を図る。

EATは海辺にあるフリースタンディングのハンバーガーショップをイメージしている。ヒカリエでは無理だが、実際に海岸に立つ店舗なら、客は店内でビールを飲んでもいいし、そのまま外に持ち出してもいい。

グラスだと返却しなくてはならないが、プラカップは飲み終わったら捨てられる。しかもフローズンなら、持ち歩いても温度が上がらない。

「その辺の感覚が、EATが将来的にやりたいコンセプトと非常にぶつかったんですよ。もう、一発で決めましたね。要するに、ビールに自由を! ってことですよ」