大らかに受け流そう

お金という魔物に支配されている人がやりがちなのが、「人の年収を詮索する」という行為。

興味深いのはわかりますが、何のために知りたいのか。自分よりも多かったら嫉妬心を抱いて相手を憎みたくなるし、少なかったら優越感を抱いて相手を見下すでしょう。

どちらにせよ、最大級の失礼です。

しかし、聞きたがる人は「隠す必要なんてないじゃないか」と身勝手な欲望を正当化するばかりで、自分の中の卑しい了見には気づきません。自分のほうが多いとわかっていて、自慢のきっかけとして聞いてきたり、人に聞いておいて自分は言わなかったりといった悪質なケースも報告されています。

石原壮一郎『失礼な一言』(新潮新書)
石原壮一郎『失礼な一言』(新潮新書)

必然性もなく聞かれた場合は、

「どうして知りたいの?」

と尋ね返して撃退しましょう。場の空気が悪くなるのは避けたい場面なら、唐突な関西弁で「ぜんぜんあきまへんわ」と曖昧に返したり、「希望としては1億円かな」と煙に巻いたりする手もあります。

お金という魔物と、平常心で穏便に付き合うのは容易ではありません。強引に抑えつけると見栄っ張りに見えるし、下手に出るとケチ臭さが漂います。厄介なヤツという前提で、お金がらみの失礼に遭遇したときには、大らかな気持ちで流すことも大切かもしれませんね。

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