子供がぼーっとしていると不安になる親たち

あれもこれもやらせて子供の時間を習い事や学習で埋めてしまう親がいる。確かに小さい子供は何にでも関心を持ち、花開いていくか分からないので、たくさんの種まきをしておくことは大切だが、やらせすぎには注意が必要だ。

近頃、子供がぼーっとしている時間に耐えられない親が増えている。まるで、何かをさせていないと遅れてしまうのではという強迫感に追い詰められているように習い事や学習や体験学習で埋め尽くしてしまうのだ。

「わが子のために良かれ」といろいろ与えたくなるその親心も分からなくはないが、子供にはぼーっとする時間も必要だ。ぼーっとしている時も子供の脳は活発に動いている。見聞きした事柄を整理し記憶につなげてくれている。

しかし、毎日の予定がぎっしり詰まっている状態では、それができない。子供が楽しんで取り組んでいるのであればいいが、そうでない場合は、親が良かれと思って用意したスケジュールをこなしていくだけの日々になってしまう。低学年には余白が必要であることをぜひ知っておいてほしい。

(構成=石渡真由美)
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