リビングで勉強する子は頭がいい
小学生の男の子は、たとえ表面的には強がっていても、実は甘えん坊で寂しがりや。ひとりで自分の部屋で机に向かうなんてできる子はまずいません。
勉強は子ども部屋ではなく、リビングでさせるのが正解です。思春期に入りプライベートな空間が必要になる14歳くらいまでは、子ども部屋は与えないほうがいいでしょう。
小学生のお子さんとは、リビングでお母さんやお父さんといっしょに勉強する習慣をつけましょう。そうでもしなければ、フラフラと動いたり、集中できないままになってしまう子どもが少なくありません。
実際、「リビングで親といっしょに勉強する子のほうが集中力がアップして、成績が上がりやすい」ことがわかっています。「勉強するなら、リビングで」が今どきの子どもの常識なのです。
親もいっしょに勉強する
子どもにリビングで勉強する習慣をつけさせる上で大切なのは、最初の10分は、お母さんやお父さん自身もいっしょに勉強することです。10分経って調子にのれてきたら、自分の仕事をするのでも、本を読むのでもかまいません。
「勉強しなさい、集中しなさい」と言い続けるのではなく、子どものそばで、親もいっしょに勉強をするのです。このほうが、はるかにお子さんに勉強の習慣がつきやすくなります。
男の子はさみしがり屋で落ち着きがありません。お母さん、お父さんが別の場所で他のことをしていると、すぐに集中力が途切れて他のことをしはじめてしまいます。リビングで勉強するお子さんのとなりにお母さんがいて、自分の仕事をしていたり、家計簿をつけたりしているのが、男の子にとって一番落ち着いて勉強できる状態なのです。
親が子どもの前で読書する習慣があると、子どもの成績が上がりやすいというデータもあります。親が日常的に読書をすることで「勉強は当たり前」という雰囲気を家庭の中につくっていくのです。