「志望動機で大学を褒めて終わる」は絶対NG
たくさん面接の練習をして本番に臨むと思いますが、残念ながら突破できない人がいます。面接を突破できない人の致命的なミスはコレだという話をします。
面接を突破できない人は、志望動機で大学を褒めて終わる人です。入りたい第1志望の大学の面接なので、ポリシーを読んでしっかりとその大学のことを調べていると思います。たとえば、「○○教育をやっているから入りたい」や「就職が素晴らしい」など、みなさん一生懸命に大学を褒めます。どうして自分がその大学に入りたいのか、なぜその大学でなければいけないのか、みなさんはきちんと話せるのです。しかし、これでは大学を褒めるだけの競争になってしまいます。
あなた以外の受験生も、「○○大学は素晴らしいです。だから入りたいです」と言っています。これを言う人たちは全員、100点満点中の50点です。その大学でなければいけない理由を言えているので50点ということです。では、残りの50点は何でしょうか。
自己PRと大学の関係性を明確に語るべき
面接を突破するための残りの50点は、あなたでなければいけない理由が言えることです。それを説明するのが自己PRなんですね。
大学側は、別にあなたでなくてもいいのです。他の名門高校からの、やる気も申し分なさそうな受験生をとってもいいのです。みんなまずは大学を褒めますから、大学側はさっきも同じことを聞いたなと思います。そして「あなたがウチに入りたいのはわかっています。では、ウチがあなたを入れるメリットは何ですか?」となります。他の子ではなくてあなたを取るべき理由、あなたの必殺技を言わないといけません。それが自己PRです。
よくあるのが「私は高校時代○○を頑張ってきました」ですね。よくあがるのは、部活で大会に出た、生徒会長をやった、ボランティア活動したというもの。しかし、大学が本当に求めているのはそれではありません。甲子園で決勝に行ったとか、プロデビューしたアイドルだとか、そのレベルが高い場合は多少いいかもしれません。でも本当に重要なのは、あなたが頑張ってきたことが大学側とどう関係があるのかということです。