早稲田大学への内部進学

慶應と並ぶ私学の雄・早稲田大には、中高合わせて七つの付属・系属校があるが、早大への進学実績には差がある。

『小学生知育大百科 2023完全保存版』(プレジデントムック)
『小学生知育大百科 2023完全保存版』(プレジデントムック)

「付属校の早稲田大高等学院と早稲田大本庄、系属校の早稲田実業はほぼ100%が早大に進学します。一方、早稲田高と早稲田佐賀から早大への進学枠は約半数。残りは他の大学に進学します。早稲田高は22年春の合格実績では東京大29人、京都大や大阪大など最難関国立大にも受かっており、『最低でも早大』という雰囲気があります。早稲田佐賀は九州大をはじめとする地元の国公立大やMARCHや関関同立に進んでいます」(同)

一方で、早大へ例年1割弱(直近は8.4%)しか進学しないのが大阪の早稲田摂陵高。付属の中学校は21年度以降の生徒の募集を停止した。

「付属校なら、わざわざ東京の早稲田大学に進学するよりも、地元の関関同立系列でいいのではないかとの考えが強く、人気はいまひとつのようです」(同)

早稲田大学への内部進学率
出典=『小学生知育大百科 2023完全保存版』(プレジデントムック)

それでも全体としては人気絶大の早稲田の付属・系属校だが、意外な穴場校があるという。

「早大高院付属中学部は、歴史がある大学直系の付属校ですが、中学入試の偏差値が早実(男子65、女子66)、早稲田中(65)に比べ、やや低い(62)傾向があります。全員が早大に進学でき、政治経済学部など難関学部の枠が多いことを考えると狙い目と言えるでしょう」(同)