圧縮して、2倍の濃さで仕事をする

今やっている仕事を半分の時間に圧縮して、空いた時間にそれ以外のことをやっていくという考え方もあります。今やっている仕事が本当にやりたいことではない、しかし生きていくためにはやっていかなければならない、という場合です。

今の仕事を半分に圧縮できれば、それ以外のやりたいことや自分が好きなことにもっと時間を充てることができます。そのやりたいことというのは、今働いている会社の中でできることや、副業的なことを含みます。将来自分の生業になることかもしれません。

今の仕事を半分にして、その空いた時間でそれができるのであれば、仕事時間が変わらないまま2倍の濃さで仕事ができるわけです。これは、「仕事を半分にした」と言い換えることができるでしょう。

仕事を半分にした結果として、何も得るものがなければ(ただ時間が増えるだけであれば)意味はありません。もちろん楽になるかもしれませんが、今の仕事を半分にしたうえで、そのできた残りの時間を、自分の人生のために使っていこう、というのが本書の目的でもあります。

仕事は減らそうと考えなければ、どんどんたまっていき、仕事にかける時間もどんどん増えていきます。漫然とそうして過ごすのをやめることを、今誓いましょう。そのための方法や、仕事を半分にした後どうすればいいのか、ということをこれから詳しく紹介していきます。

人間らしい生活をするために、所定労働以外に仕事をしない

1.残業や休日出勤を今すぐやめる

まず仕事を半分にして、自分の人生を充実させるには、残業や休日出勤をやめましょう。

仕事をしている以上、残業や休日に出勤することは不可欠、と思われがちです。しかし、残業というものは、仕事が所定の時間内に終わらない場合にやむを得ずするものです。本来は、必要ないと考えた方が普通です。

せっかく、決められた所定労働時間があるのですから、わざわざそれを超えて仕事をする必要はありません。所定労働時間というものは、長い年月を経て、多くの議論を通過して、決められてきたものです。

暗いオフィスで疲れ切っている女性
写真=iStock.com/K-Angle
※写真はイメージです

人間らしい生活をするために、これ以上は仕事をしない方がいい、ということに他なりません。

それを無視して、残業の嵐、休日もなし、という人がどれほど多いことか。残業や休日出勤は、今すぐやめて、仕事を半分にすることに近づいていくべきではないでしょうか。