情報収集フェーズを代表する会議といえば、ヒアリングやブレーンストーミングだ。プロジェクトを成功に導くためには、後の決定フェーズで必要になる情報を、この段階で洗いざらいすくいあげておかなくてはならない。ところが、積極的に意見やアイデアを出すよう促しても、期待どおりに情報が集まらない場合がある。そこで活用したいのが、「ロジックツリー」や「二軸マトリックス」といったフレームワークだ。

フレームワークとは物事を把握・分析するための枠組みを指す。白紙の状態では何も思い浮かばない人でも、その枠組みを頼りに思考を深めることができる。

オフィス移転プロジェクトで、新オフィスのレイアウトについての要望をヒアリングするとしよう。このとき「部門」と「スペース」の二軸でマトリックスをつくれば、「A部門―執務スペース」「B部門―資料スペース」といった箱ができる。漠然と意見を求められたときは何も思い浮かばなかった出席者も、「その箱に入るのは何か」と考えることで意見を出しやすくなる。会議の初めあるいは事前に、フレームワークを用いた資料を配っておけば、出席者も頭を悩ませずにすむだろう。

(構成=村上 敬)
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