「今年もよい年であることを希望します」

宮内庁当局は当初、おそらく80歳のお誕生日かぎりの特例と考えていたのではないだろうか。昭和天皇のおことばのために、職員がスタンドマイクをわざわざ運んでいた。しかし、その翌年の新年一般参賀でも天皇はおことばを述べられた。

「新年おめでとう。今年もよい年であることを希望します」

これ以降、おことばは恒例化し、マイクもスタンド式から備え付けマイクへと変更される。

以上のような経緯で、コロナ禍前の新年一般参賀の形が定着することになった。

コロナ禍で参賀がいったん行われなくなる前、令和に入って最初の新年一般参賀(令和2年[2020年])での天皇陛下のおことばは次のような内容だった。

新しい年を迎え、皆さんと共に祝うことをうれしく思います。
その一方で、昨年の台風や大雨などにより、いまだ御苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。
本年が、災害のない、安らかで、良い年になるよう願っております。
年の始めに当たり、我が国と世界の人々の幸せを願います。

来年の新年一般参賀では、事前申し込みが必要な宮殿東庭での参賀とは別に、午前9時30分から午後3時30分まで宮内庁庁舎前の特設記帳所で、事前申し込みなしでも記帳を行うことができる。坂下門から参入して、桔梗ききょう門、大手門、いぬい門のいずれかから退出するというコースが用意されている。

私も国民の一人として記帳の列に加わるつもりだ。

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