「激安中国EV」ついに日本上陸か
しかし、喜ぶのも束の間、その「サクラ」を脅かす「黒船」が中国からやって来るというニュースが飛び込んできた。
それが、五菱「宏光MINI EV」(ウーリン・ホングヮン・ミニEV)だ。
日本円で60万台からという超低価格が売りだが、この車がいま日本進出を狙っているというのだ。
「宏光MINI EV」が中国で発売されたのは2020年7月。メーカーは上汽通用五菱汽車(略称:SGMW)という会社だ。
SAIC(上海汽車集団)、GM、五菱(柳州五菱汽車股份有限公司)3社による合弁企業だ(柳州五菱汽車股份有限公司は最近社名を広西汽車集団有限公司と変えている)。
サイズ的にもほぼ軽自動車
では「宏光MINI EV」はどのような車なのだろうか。
「宏光MINI EV」の車体サイズは、全長2917mm、全幅1493mm、全高1621mmと小さい。
日本の軽の規格は全長3400mm、全幅1480mm、全高2000mmなので、それと比較すると、全幅はほぼ同じ、車体の長さが50cm程度短いというサイズだ。
「宏光MINI EV」は後部座席を含め最大4人乗りということになっている。だが、このくらいのサイズであれば後部座席は倒してトランクスペースとし、2人以下で乗るという使い方が一般的なのではないか。