これまで基本的かつ汎用的なフレームワークを紹介してきたが、マーケティングや経営企画の分野では、特定のフレームワークを活用するケースが多い。有名なものでは、3C(顧客、自社、競合)、4P(製品、価格、流通、プロモーション)、SWOT分析(自社の強みと弱み、外部環境の機会と脅威)などが挙げられる。いずれもあらかじめ用意された箱に沿って要素を挙げていくことで現状分析や戦略立案が容易になる。こうしたフレームワークは特定の業務にしか活用できず、自分の仕事や生活には無縁だと思い込んでいる人も多いだろう。
マーケティングでよく使われるフレームワークに、AIDMAモデルがある。これは消費者が商品を知って購入にいたるまでのプロセスを「Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)」というモデルで把握し、ボトルネックを探るときに活用する。ここで考えたいのは、本来マーケティングは消費者の「心をつかむ」ための活動であるということだ。ならば、対人関係など人の心が絡む場面で十分に応用がきくはずだ。
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