酒、医薬品を一緒に摂取しない

カフェイン含有飲料とアルコールの同時摂取は避けてください。

カフェインが、アルコールによる機能低下を隠してしまうので、酔いが回らなくなると錯覚することがあります。しかし、カフェインはアルコールの代謝に影響しませんし、呼気中のアルコール濃度を低下させることもありません。むしろ、酔っぱらった感覚を持ちにくくなるために、お酒の飲み過ぎにつながってしまいます。

眠気防止薬などのカフェイン含有医薬品と、カフェイン含有飲料を同時に摂ることも禁止されています。カフェインの過量服薬となり、急性中毒などの健康被害につながる恐れがあります。医薬品の使用上の注意にも記載がありますので、確認して遵守されるようお願いします。

「何時まで」と時間を決める

カフェインの感受性が高い方は、カフェインの影響で夜眠れなくなるということもあります。その場合は、摂取量に気を付けるほか、カフェイン摂取のタイムリミットを決めるのもよいと思います。

カフェインの効果は数時間で消えますので、午前中の摂取を過剰に心配する必要はありません。夕食以降はカフェインを控えるなどのルールを決めるのもおすすめです。カフェインの摂り過ぎを防止することにもつながります。

カフェインは嗜好しこう品の飲料に多く含まれており、適切に活用すれば生活を豊かにする助けにもなってくれます。カフェインを上手に活用するために、正しい知識を持っていただければと思います。

【関連記事】
「赤ワインは体にいい」は本当か…医師が示す酒好きには残念な研究結果
がんの進行を急速に早める…がん治療医がすぐさま摂取をやめさせる"ある食べもの"
「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に不足している"ある食べ物"
「毎朝のパン」をやめるだけで胃もたれ、イライラが解消…体調不良で悩む人がまずやるべきこと
布団の中でゲームをする人は危ない…本人は気付かない「大人のゲーム依存」の恐ろしさ