インテリア文化後進国だからこそ伸びしろがある

たいへんありがたいことに、社長に就任した2011年から10年余りで業績は大きく伸び、事業は拡大しています。店舗数は4倍(7→31店)、売り上げは3倍(約14億→約42億円)、社員数は5倍近く(49→228人)となっています。

世の中にはぼくたちよりも立派な会社がたくさんあります。でも、「こういうふうになりたい」と思えるロールモデルは正直、なかった。それは他社が劣っているということではなくて、目指しているものが違ったからだと思います。

残念ながら日本は、「空間を心地よくする」という意識においては、後進国です。でも、だからこそ、伸びしろは大きい。ぼくたちは家具を売っていますが、実は自分たちを「家具屋」だとは思っていません。「日本を空間時間価値の先進国にする」そんな思いでこれからも走り続けたいと思います。

リビングハウスの北村甲介社長
撮影=小倉和徳
(構成=プレジデントオンライン編集部 廣瀬奈美)
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